「APIって、よく聞くけど結局なんなの?」
そう思っている方、安心してください。今回はClaude APIの基本的な仕組みをHITDE先生がわかりやすく解説します。
APIキーは「絶対に見せてはいけないパスワード」
まず最初に、これだけは覚えておいてください。APIはブラウザやスマートフォンから直接呼び出してはいけません。
理由は単純で、APIキーという「パスワードのようなもの」がバレてしまうからです。悪意のある人に使われたら、あなたの費用で好き放題AIを使われてしまいます。
では正しい使い方はどうするのか。答えはこうです。ブラウザやスマホからは、まずあなた自身のサーバーにリクエストを送ります。そしてあなたのサーバーが、安全な場所からAnthropicのAPIを呼び出す。この2段階の構造にすることで、APIキーが外に漏れることを防ぎます。
料理で言えば、お客さんが直接厨房に入るのではなく、ホールスタッフが注文を受けて厨房に伝える、というイメージです。
AIは「確率のサイコロ」を振って文章を作っている
そもそも、AIはどうやって文章を生成しているのでしょうか。仕組みを知ると、AIとの付き合い方がぐっと上手になります。
まず、あなたが入力した文章は「トークン」という小さな単位に分解されます。単語だったり、単語の一部だったり、記号だったりします。次に、そのトークンひとつひとつが数値に変換され、前後の文脈を踏まえて「次にどの単語が来そうか」の確率が計算されます。
そしてここがポイントです。AIは確率が一番高いものだけを選ぶのではなく、確率に少しのランダム性を加えて次の単語を選びます。だから同じ質問をしても、毎回少し違う答えが返ってくるわけです。これはバグではなく、意図的な設計です。
この繰り返しが「max_tokens(最大トークン数)」に達するか、文章の終わりを示すトークンが出るまで続き、そこで生成が止まります。
リクエストはたった3つの材料でできている
難しそうに見えるAPIへのリクエストも、基本は3つだけです。
ひとつ目はmodel(モデル名)。前回学んだOpus・Sonnet・Haikuのどれを使うかを指定します。ふたつ目はmax_tokens(最大トークン数)。AIにどのくらいの長さまで答えていいかを伝えます。みっつ目はmessages(メッセージ)。「あなたがユーザーで、こういう質問をしています」という形式で会話の内容を渡します。
この3つを渡すだけで、Claudeが答えを返してくれます。シンプルでしょう?
まとめ
- APIキーは絶対に外に出さない。サーバーを経由する2段階構造が基本
- AIは確率+ランダム性でトークンを選び、文章を生成している
- リクエストはmodel・max_tokens・messagesの3つだけで作れる
次回は、AIとの「会話」をどうやって続かせるかを解説します。実はAIには記憶がない、という衝撃の事実が明らかになります。
▶ Anthropic Academy 公式講座はこちら(無料)
※本記事はAnthropicの公式講座「Building with the Claude API」の内容をもとに日本語で解説したものです。







