「AIに頼んでみたけど、なんかイマイチな答えが返ってきた…」
そういう経験、ありませんか?それはAIの問題ではなく、「頼み方」の問題である場合がほとんどです。今回はプロが使うプロンプトの書き方を解説します。
「1〜2回試してOK」は危険な判断
プロンプトを書いて、試しに2〜3回動かして「よさそう」と判断する。これがプロンプト設計でよくある落とし穴です。
本当に品質を上げるには、複数のテストケースを用意して、そのすべてでスコアを計測し、数字を見ながら改善を繰り返す必要があります。感覚ではなく、データで判断するということです。テストデータはHaikuのような安価なモデルに自動生成させることもできます。
動詞から始める、それだけで変わる
効果的なプロンプトを書くうえで、最初の一行が最も重要です。プロンプトの冒頭は必ず動詞から始め、何をしてほしいかを明確に示してください。「アスリートの食事制限を考慮して1日の食事プランを作成してください」のように書くだけで、漠然とした「食事プランを考えて」より大幅にスコアが改善します。
ガイドライン・XMLタグ・例の3つが強い
動詞から始めたら、次はガイドラインを加えます。「3つ以内にまとめる」「見出しと本文に分ける」といった出力の形式を指定するだけで品質が上がります。
複数の情報が混在する場合は、XMLタグで情報を区切ることをおすすめします。たとえばコードと資料を一緒に渡すなら、<code>と<docs>のように分けると、Claudeがどの情報が何なのかを正確に把握できます。
そして最も強力なのが「例を見せる」技術です。「こういう入力に対して、こういう出力を返してほしい」というサンプルをいくつか見せるだけで、AIは期待値を正確に理解します。言葉だけで説明するより、例を見せるほうがずっと伝わります。
まとめ
- プロンプトは感覚ではなく、評価データで磨く
- 動詞から始め、何をしてほしいかを最初の一行で明示する
- ガイドライン・XMLタグ・例の3つを組み合わせると品質が劇的に上がる
次回は、ClaudeにWeb検索をさせたり、外部のデータベースを参照させたりできる「ツール機能」を解説します。
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※本記事はAnthropicの公式講座「Building with the Claude API」の内容をもとに日本語で解説したものです。







