前回、Claudeにツールを持たせると外部の情報や機能を使えると学びました。でも、ひとつ問題があります。ツールはすべて自分でゼロから作らなければならないのか、ということです。
GitHubと連携したいだけで、リポジトリの取得・プルリクエストの操作・Issueの管理・プロジェクト管理…と、何十ものツールを自分でコーディングしなければなりません。これは大変すぎる。
そこで登場したのがMCP(Model Context Protocol)です。
MCPは「共通言語」を作った
MCPとは、AIとツールが会話するための共通のルール(プロトコル)です。Anthropicがオープンスタンダードとして公開しており、この規格に対応した「MCPサーバー」を接続するだけで、そのサービスのツールがすべて使えるようになります。
あなたのアプリ側は「MCPクライアント」として動き、MCPサーバーと通信するだけ。GitHubのMCPサーバーを繋げばGitHubのすべての機能が、SlackのMCPサーバーを繋げばSlackのすべての機能が、追加のコーディングなしで使えます。
MCPサーバーには3つの引き出しがある
MCPサーバーが提供できるのはツールだけではありません。「リソース」と「プロンプト」も持てます。
リソースは、ユーザーが「@ドキュメント名」のように呼び出したときにデータを提供する仕組みです。Claudeが能動的に使うツールとは違い、ユーザー側から参照を呼び出すイメージです。プロンプトは、サービス開発者があらかじめ最適化した高品質なプロンプトテンプレートで、スラッシュコマンドのように呼び出して使えます。
まとめ
- MCPは、AIとツールが話すための共通ルール
- 既製のMCPサーバーを繋ぐだけで、そのサービスのツールがすぐ使える
- ツール・リソース・プロンプトの3つを提供できる
次回は、大量のドキュメントからAIが必要な情報だけを取り出す「RAG」という技術を解説します。
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※本記事はAnthropicの公式講座「Building with the Claude API」の内容をもとに日本語で解説したものです。







