「AIに仕事を丸投げしたい」という夢、実はかなりの部分が実現できます。でも、任せ方には2種類あって、どちらを選ぶかでまったく違う結果になります。
ワークフロー:手順を人間が設計する
ワークフローとは、タスクの手順をあらかじめ人間が設計し、Claudeはその手順に沿って動くという方式です。料理レシピのように、「まずこれをして、次にこれをして、最後にこれをする」という流れが固定されています。
ワークフローには3つのパターンがあります。処理を直列につなぐ「チェーン」、同じタスクを並列で一気に処理してまとめる「並列化」、入力の内容に応じて異なる処理ルートに振り分ける「ルーティング」です。
ワークフローの強みは信頼性の高さです。手順が固定されているので、テストしやすく、完了率も高い。繰り返しの多い定型業務に向いています。
エージェント:手順をAIが考える
エージェントとは、ゴールだけ伝えて、どのツールをどの順番で使うかはClaudeが自分で判断するという方式です。「この問題を解決してください」と指示すれば、必要なツールを選び、結果を見て次の手を考え、自律的に進んでいきます。
エージェントに渡すツールは、特定の用途に特化したものより、bash・ファイル読み書き・Web取得のような汎用ツールを組み合わせるのが基本です。AIが組み合わせ方を考えるからこそ、汎用ツールのほうが応用が利きます。
一方でエージェントは、実行経路が予測できないためテストが難しく、予期せぬ動きをすることもあります。
迷ったら、まずワークフロー
エージェントは魅力的ですが、最初からエージェントで作ろうとするのはおすすめしません。まずワークフローで信頼性のある仕組みを作り、「それでは対応できない」と判断したときにエージェントを検討する、というのが現場での基本原則です。
まとめ
- ワークフローは手順を人間が設計。信頼性が高くテストしやすい
- エージェントはAIが手順を判断。柔軟だが予測が難しい
- 迷ったらまずワークフローから作り始める
次回は、ターミナル上でAIと一緒に開発できる「Claude Code」を解説します。
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※本記事はAnthropicの公式講座「Building with the Claude API」の内容をもとに日本語で解説したものです。







